オールペイントの値段・費用

今回の事例はオールペイントすることが多いランクルと、サイズが近いハイラックス・サーフです。

ランクルは同色ですが、サーフは色換えの全塗装になります。

どちらもトヨタの大型のクロカンになりますので続けてご覧ください。

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トヨタ・ランクル(ランドクルーザー)

ではまず一台目、トヨタの人気車種ランクルです。

当初サイトにアップする予定ではなかったため、修理中の写真が少なっていますが、ランクルは全塗装することが多い車になりますので、参考になればと思います。

ではまず作業前の状態です。

作業前

現状でも状態はそれほど悪いわけではありません。

中古で最近購入されたという訳ではなく、新車から乗られている車です。

黄色なので写真では分からないのですが、実はお客様ご自身で塗った部分が結構あります。

年数も経ってきたので、そういった部分も含めてオールペイントされました。

言わずとしれたトヨタの人気車種ランドクルーザーです。

歴史が長い車になりますので、40・60・70・80とそれぞれ人気があります。

70まではクロスカントリー車として走破性能や耐久性に優れたものが多くなっていましたが、80からは高級感あふれる車になりました。

40は非常に人気が高い車になりますが、発売から年数がかなりたっているため、現役のクロスカントリー型のランクルは、今回全塗装する70になるかと思います。

また、最近人気のＦＪクルーザーのモチーフといわれているのが40でもあります。

70も人気が高く、その耐久性から現在でも海外で販売されていますが、日本でも30周年を記念して2014年に期間限定で販売されました。

70はよく色換えの全塗装でブラックにすることが多い車ですが、今回はオリジナルの色のまま、同色イエローのオールペイントになります。

作業中

冒頭の説明とおりに、作業中の写真はほとんどなく、写真は既に塗装が終わった後になります。

オールペンはやり方によって値段が大きく変わります。

色換えの場合はドアなどの内側の塗装もありますので、かなりの高額になります。

ランクルクラスになれば(やはりやり方にもよりますが)40～50万円、もしくはそれ以上掛かってきます。

同色の場合もドアの内側を塗るのか、ガラスは外すのか、部品の取替えはどのくらいするのか、などでいくらでも高くなります。

ただ、同色の場合は内側の塗装はせずにガラスも取り外さなければ、そこそこの値段で、ある程度満足のいく仕上がりになります。

具体的な値段は当サイトの事例を見ていただければある程度わかると思いますが、全塗装はお店によってかなり差が出ますので、何件か見積りをとるのが良いでしょう。

今回の全塗装は同色の塗装ながらガラスの取り外しをしています。

フロントガラスは接着されているため、取り外しの費用は高く、3万円前後は掛かります。

ガラスの取り外し工賃で1万円後半、接着剤で5000円程度になりますが、ガラスの淵のモールも再使用が難しいので、部品代が必要になります。

ガラスをマスキングして塗装も出来ますが、境目があまり綺麗にはいきません。

ここは仕上がりの綺麗さを求めるのか、金額を重視するのかで決める部分になります。

リヤのガラスや、リヤフェンダーのガラスもありますので、全て外すと車種によっては10万円を超える場合がありますので、重要な部分です。

また、写真を見ていただくと分かりますが、ガラスだけではなく、かなりの部品を取り外しています。

そういったところでも、細かい部分で仕上がりに差が出てきます。

取り外しが多ければ、取り外しで工賃が掛かりますし、再使用できない部品も出てきますので金額が高くなります。

仕上がりを求めるとどんどん高くなるのが全塗装です。

ただ、俗にいう天ぷら塗装になって失敗する場合もありますので、安すぎる場合は注意してください。

全塗装はお店の上手さや、やり方が大きく反映しますので、お店は慎重に選んでください。

完成写真

トヨタ・ランクルオールペイント完成です。

同色の再塗装なので写真での変化は少なめです。

黄色は輝きが出にくいですが、よく見て頂くと塗装面が綺麗になっているのが分かると思います。

同時に冬タイヤに交換しましたので、ホイールが変わっています。

前方から。

リアの観音開きのガラスも取り外して作業しています。

完成です。

参考価格

ではオールペイントの事例、トヨタ・ランドクルーザーの参考価格です。

同色ですが、前後ガラスの取り外し、夏タイヤのホイール塗装や部品の交換も多く依頼されましたので、やや高額になっています。

税抜きの参考価格は463,000円となります。

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トヨタ　ハイラックス・サーフ

オールペイントの事例２台目はトヨタのハイラックス・サーフです。

これから意外な色に塗り換えていきますが、色換えの全塗装になりますので、かなりの作業をしています。

車体も大きい車になりますので、価格も高めになります。

作業前

ツートンのこの型のサーフではポピュラーの色になります。

錆びが少なく塗装前の状態はけして悪くはありません。

とはいえ年数は経っていますので、塗装面は洗車キズなどでくすんでいる状態。

トヨタの大型ＳＵＶ、ハイラックス・サーフの色換えの全塗装。

この型は3代目となりますが、4代目ではランクルのプラドやＦＪクルーザーと多くの部品を共用し、兄弟車のような関係になっていましたが、4代目で生産が終了し実質上の後継車はランドクルーザー・プラドとなります。

大型のボディーに加え、オーバーフェンダーなどの付属が多く、全塗装になると非常に手間が掛かります。

それでは作業を見ていきます。

作業中

まずは部品を取り外していきます。

色を換えてしまうので、ほとんどバラバラにしなくてはなりません。

裏面の塗装もあるため、殆ど骨組み状態になります。

車体本体で残った大きな部分はルーフと、リヤフェンダーくらいです。

修理などでもそうですが、新たに色を塗る場合は元の塗装を剥がしたりはしません。(劣化ではがす必要がある場合は別です。)

だからといって単純に塗り重ねるわけではなく、元の状態で悪いところがあれば直し、ペーパーをかけ、サフェーサーを塗るなど、塗装前の下処理をしてから塗装します。

この下処理がそのまま、仕上がりに影響しますので、とても重要な作業になります。

塗装作業の何倍もの時間をかけて一箇所づつ作業していきます。

リヤゲートです。

車体から取り外しただけでなく、リヤゲートの付属品も取り外します。

まずは本体の塗装です。

色を換えるのでドアを開けた中なども塗装します。

次はドアなどの大きな部品です。両面の塗装が必要なため吊り下げて塗っていきます。

こちらは、オーバーフェンダーやガーニッシュになります。

これらも、一つずつ修理しながら下処理をしています。

他にも塗装するものがありますので、ブースでの塗装も合計4回に分けての作業となりました。

本体塗装後です。ここからドアや小物を取り付けていきます。

ちなみに今回はフェラーリの赤とご指定がありましたので、全体が真っ赤に生まれ変わります。

ボンネットもピカピカな真紅になりました。

ドアもバラバラに分解してからの塗装です。

リヤフェンダーのガラスも接着されていますので、取り外しにも工賃がかかります。

色を別色に塗る場合は、ガラスを取り外さないと淵の部分に元色が出てしまうことがあり、綺麗に仕上げるのが難しくなります。

ただ、全てのガラスを取り外すと、その費用だけで10万以上かかる場合があり、高価にはなってしまいます。

それではこれから部品を取り付けていよいよ完成です。

完成写真

オールペイント完成です。

ハイラックス・サーフが真っ赤に生まれ変わりました。

アウトドア系のブランドでは原色を使うことが多いので、ＳＵＶ車でもエクストレイルに赤があったりします。

今回のサーフでも違和感なく仕上がりました。

ボンネットも良い仕上がりです。

下処理がしっかりされていないと、元の状態の飛び石跡などがわかってしまいます。

一箇所ずつ丁寧な下処理をすることが大事です。

左後方から。
殆どの部分を分解していますので、パネルの淵なども綺麗に塗装が入っています。

ふたたび前方ショット。
完成です。

参考価格

ではオールペイントの事例、トヨタ・ハイラックスサーフの参考価格です。

今回は全てのガラスの取り外しと、コーティングも施工しています。

これらを含んだ合計での参考価格は60万円程度となります。

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1. ※当サイトに記載されている価格につきましては、可能な限り実際の修理金額に近くなるよう考慮していますが、グレード・装備・設備・お店の設定・価格の改定等がありますので、記載価格・日数はあくまで参考としてご活用頂きます様お願いします。